北九州市の中心駅である小倉駅からほど近くにある鳥町食堂街。終戦の年である昭和20年から存在するというこの食堂街は、全長70メートル幅2メートルほど。小さな飲食店がひしめくこの通りの一角にあるのが、本日お邪魔する中国料理・耕治(こうじ)です。創業昭和30年。店の歴史はめちゃくちゃ長いので、解説は公式ホームページにおまかせします。
中華料理屋さんですから、メニューには当然ありとあらゆる中国料理がラインナップされるのですが、私的にこちらのトップナンバーは今回ご紹介するしょうゆラーメンでしょう。
お昼の焼飯とのセットも人気。確かに焼飯がこれまた非常にうまい。私がいままで食べてきた、お店でいただく焼飯の中でこちらのものがナンバーワンです。
普通なら1階のコの字カウンターに案内されるところ、お昼時のきょうは満員のため3階へ。案内されたのは、5〜6人が座れる円卓が4つある広間。
お昼のラーメンセットは、サイズによる組み合わせ違いの3種類。値段の高さに軽くめまいを覚えますが、滅多やたらに来るわけでもないのできょうは思い切って最高価格のラーメンセット2,420円(税込)を注文。ほかの組み合わせとの価格差も、あってないレベルです。優雅にジャスミンティーをいただきながら、しばし待ちます。
まずは付け合わせのザーサイ到着。そして、真打ちのラーメン到着。少し遅れて焼飯も。
では、久方ぶりにいただきます。
ズーズルズー。
うむ、まことにうまい!
しょうゆの加減もちょうどよく、油もまったくしつこくない。
麺は、一般的なしょうゆラーメンに比べれば気持ち細めのストレート麺。麺自体の旨みもあり。
続いて焼飯。しっとりとパラパラの中間といった感じ。
これまたうまい! 味の塩加減もよし。
ひとしきりラーメンと焼飯を堪能し終えるころ、遅れてシュウマイが到着。これはこれでうまいのですが、激うまラーメンと焼飯のあとでは少々パンチに欠ける印象です。
味の満足度は確かにありますが、お値段がなぁ。次はいつ来られるかしら。