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福岡市赤煉瓦文化館(福岡市中央区)

 私、古いものがいろいろと大好きで、特に建築物なら著名なものから街の片隅の廃屋まで、なんでもバッチコイです。
 本日はそんな中からこちら、福岡市赤煉瓦文化館へと見学にやってまいりました。ちなみに、入館は無料です。

 威風堂々の外観



 元々は明治42年(1909年)、日本生命保険九州支店として建築されたものとのこと。
 どこかで見たことがあるような印象の外観ですが、それもそのはず。この建物は、東京駅をデザインした建築家・辰野金吾氏(片岡安氏との共作)の手によるもの。ほかに日本銀行本店など、今なお残る数々の明治期を代表する建築物を手がけた人物です。

 手すり、天井、らせん階段。ひとつひとつの意匠が素晴らしい


 昭和41年まで日本生命の支店として使われた後、昭和47年に福岡市歴史資料館として開館。その後、平成6年に赤煉瓦文化館としてリニューアルし、現在に至ります。内外装ともにかなり改修と復元が繰り返されているそうですが、もはやオリジナルがどうだったのか私が知る由もありません。
 一階部分にはカフェが入っており、当日も多くのお客さんで賑わっていました。

 美しい赤煉瓦と銅板



 東京駅もそうですが、塔屋の銅板の使い方が素晴らしく、赤レンガも含めていかにもな辰野デザイン。現代の無機質なビルと違って飽きることなく、しばらく眺めていられます。
 繁華街からも近く、観光で福岡へお越しの際はご覧になってみてはいかがでしょう。
 さて、お次はここからすぐ近くにある旧福岡県公会堂貴賓館へと向かいます。


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