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旧福岡県公会堂貴賓館(福岡市中央区)

 前回ご紹介した福岡市赤煉瓦文化館から歩いて5分、すぐ横を那珂川が流れる西中洲と呼ばれるエリアにあるのがこちら、旧福岡県公会堂貴賓館です。
 木造2階建洋風建築で、八角形の塔屋が印象的。本来は隣接する集会場などがあったようですが、残念ながらそれらは取り壊され現存しません。

レンガ造りとはまた違った趣き 



 明治43年(1910年)、九州沖縄八県連合共進会の開催に際し、来賓を接待するものとして建設されたもの。その後は福岡県の公会堂をはじめ、裁判所等さまざまな利用目的に転用されながら現在に至ります。
 明治時代の建築物で現存するものは、その多くが煉瓦や石造りのものですが、このように木造のものは比較的少なく貴重だとのこと。
 観覧料200円をお支払いし、いざ中へ。

 (中段写真)塔屋の丸窓が印象的



 1階部分にはカフェがあり、午後のゆるりとした時間をまったりと過ごす有閑マダムたちがお茶しています。そんなことには目もくれず、建物内を散策。とてもきれいに保存、公開していらっしゃいます。100年以上の時間が経過しているものとは思えないほど。ちょっとした展示物や物販スペースもあり、十分に楽しむことができました。

とてもきれいな室内。物販スペースもあり



 公会堂のすぐ横を流れる那珂川の景色です。

おなじみの中洲の風景。ビルの屋上看板もずいぶん少なくなりました

 

 

公式ホームページ

https://www.fukuokaken-kihinkan.jp

 

 

bunkazai.city.fukuoka.lg.jp