きょうはどこへ行こうか

ばるすーでGO!

JR鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)

 鳥栖駅は、佐賀県鳥栖市にあるJR鹿児島本線の駅。私の大好物でもあるこちらの木造駅舎は、1903年明治36年)の建築で現時点で九州最古のものとのこと。福岡県と佐賀県の県境あたりに位置しており、このまま鹿児島本線を南下すれば熊本、鹿児島方面の南九州へ、西に長崎本線を進めば佐賀、長崎方面の西九州へと向かう、言わば九州の鉄道網の重要な結節点。かつては大きな機関庫を持ち、昭和30年代まではたいそう栄えていたそうです。今は草むした広い構内が、往時の栄華を忍ばせるのみ。

小ぶりながら、現代の建築物にはない力強さを感じさせる佇まい 



 さすがに歴史ある駅だけのことはあり、ホームは長大で幅もずいぶんと広く造られています。ホームとホームの間は地下通路で繋がれており、低い天井と剥き出しの配管がここが造られた時代を感じさせます。



 地下連絡道の壁面には、往時の写真やイラスト、パネルなどがたくさん飾られており、列車の待ち時間すら楽しいものに変えてくれます。
 報道によれば、いったんは白紙に戻された現駅舎解体を含めた周辺地域の再開発計画が、再び俎上に上げられ検討されるとのこと。この貴重な木造駅舎が、何らかの形で残されることを願ってやみません。

 

 

 この日の夕刻、武雄温泉からの帰りに再び当駅での乗り換えのために降り立ったのですが、ホーム到着直前の路線上に黒い煙がもうもうと立ち昇っているのが見えます。煙の正体はなんと蒸気機関車SL人吉でした。

 8600型機関車。老朽化により、2024年には引退予定だそう


 本来のダイヤならとっくに鳥栖駅を出発しているところですが、機関車の不調確認のため大幅に遅れていたとのこと。我々の乗る列車が到着したのちに、ゆっくりと向かい側に入線してきました。
 乗車予定だったお客さんにはたいへん申し訳ないのですが、そのおかげで本来なら見られるはずのない貴重なものを見ることができました。



 

 当駅を動画で紹介している10年以上前のNHK映像アーカイブ
 3分ほどの短いものですが、映像とBGM、そしてナレーションのすべてが秀逸。↓

www2.nhk.or.jp