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特牛駅(山口県下関市)

 旧殿居郵便局を見学したあとは、そこからほど近い山陰本線にある超難読駅名として有名な特牛駅へとやってまいりました。

駅舎と池の跡(下段右の写真)


 
 読み方は、特牛(こっとい)。

 由来は諸説あるようで、牝牛の意味を示す方言の「コトイ」から取ったという説、日本海に面した小さな入り江を示す「琴江」から取ったという説、「重荷を負う強健な牛」の意から来たという説など。

今なお残る木造の改札



 開設は1928年(昭和3年)9月。
 残念ながら建物財産票を見つけることはできませんでしたが、おそらく開設当初からの駅舎ではないかと推察します。
 現在は単式ホーム1面1線。以前はもう一本下り線の線路があり交換可能駅でしたが、1970年ごろに撤去され棒線駅化されたようです。

列車が来なくなって久しいレールは錆びたまま



 駅舎からホームへは数段の階段を登り、そこから旧下り線線路敷跡を渡り、更に島式ホームの階段を上ります。
 近隣にある角島を主な撮影地として制作された2005年公開の映画『四日間の奇蹟』では、「伊上畑駅」(いがみはたえき)という設定で同駅舎が登場します。

撮影で使用された駅名板が残る



 山陰本線は、2023年6月末に発生した大雨の影響で粟野川橋梁が大きな被害を受けており、訪問した2024年3月現在も長門市〜小串間が不通となっています。
 復旧には相当な期間と多大な費用がかかりますが、山陰本線自体、利用客の減少が顕著であり、最悪このまま廃線となってしまう危機も。

待合室



 山陰本線は私が小学生のころ、2度ほど寝台急行さんべに乗って米子まで行った思い出の路線。なんとか復旧してほしいと願っています。

大きな声で鳴いていたかわいい白キジの猫。しかし近寄ると逃げる