きょうはどこへ行こうか

ばるすーでGO!

ラーメン一龍(北九州市小倉北区)

 週末のきょうは、ともに職場の後輩であるHそして〝イキリのK〟*1ことKと三人、仕事帰りにJR小倉駅そばの居酒屋で一杯。しこたま飲んでそろそろラーメンでも食って帰るかと、やってきたのはこちらラーメン一龍です。三人ともお邪魔するのは初めて。Googleマップの情報によれば、私が好きなイニシエ系*2のラーメンのようで楽しみです。 

赤いビニールの軒先はイニシエ店の証



 訪問したのは午後9時50分。ガラリと戸を開けると、数人のお客さん。壁のメニューを見ると結構な品数。ですが、ここはもうラーメン一択。三人ともらーめん(ひらがな表記)を注文です。

白い熊ちゃん(これ、なんの入れ物だったっけか?)



 おかみさんから「麺の硬さは?」と聞かれ、即座にHは普通! 私も普通! Kは私があれほど普通麺の意味や意義を口すっぱく説いたにも関わらず、「カタ!」とまたもイキリ倒します。まったく困ったヤツです。
 お店はカウンター席とテーブル席数席。そんなに広くはありません。

イニシエなラーメン



 しばし待っているとラーメン到着。
 お、見た目は確かにイニシエ系のそれ。うまそうなビジュアルです。

 では、まずはスープから。

イニシエなスープ



 ずず、ず、ず、ずー。

 なかなかうまい。塩気もですが、なにより脂感がちょうどよい。とても丁寧に作ってあるのが分かるスープです。

 お次は麺。

イニシエな麺



 ずずるずるずるずずー。

 これまた適度な太さの麺。普通で頼んだ硬さも申し分なし。

 私の対面に並んで座っているHとKは、各々が頼んだ普通麺とカタメンをそれぞれ交互に味見。HもKもカタはホントに硬いと口を揃え、Hは「やっぱり普通の方が圧倒的に麺自体のうまさが分かる」と言います。

普通のチャーシュー



 対するKは、麺のうまさが引き立つのは普通の方であることに異議はないらしく、これにはぐうの音もでないよう。
 しかし、イキってカタにした手前、「味はともかくプチプチとした歯応えはカタの方がいい!」と、もはや味などどうでもいいかのようなことを口走ります。
 いやいや食べ物なんだから、まずはうまいことがなにより大事なんじゃないの?

 ヨッパライ三人が、そんなつまらん小競り合いを演じながら最後は仲良く完食。結論は、三者三様にうまかったということ。

 ごっつぁんでした。




*1:一緒にラーメンを食べに行くと、先輩である私・ばるすーが常日頃からカタ麺オーダーを快く思っていないことを百も承知でありながら、不敵な笑みを浮かべ、まるで煽るかのようにイキって「カタ!」と注文することから命名

*2:白い料理人服、店主が無愛想、創業40年以上という三種の神器を持つラーメン店が提供する豚骨ラーメン。角がとれた奥深い味であることが多い。麺の硬さは聞いてこない。まれにイマドキ豚骨店がこの白装束スタイルを取り入れ、偽装していることがあるので注意が必要