本日は大分県別府市まで足を伸ばし、やってきたのはこちら明礬(みょうばん)温泉湯の里です。
別府には、別府八湯(べっぷはっとう)と呼ばれる八つの温泉エリアがあり、こちらはそのうちの一つ明礬と呼ばれるところ。このへんは江戸の昔から湯の花を採取しているとのことで、あたりは硫黄のにおいが充満しています。
敷地自体はそこまで広いわけでもありませんが、観光客は多く、駐車場はいつもごった返しています。お土産店やレストラン、休憩所などもあり、付近の売店で販売されている地獄蒸しプリンなるものは大人気のようです(普通のプリンとなにがどう違うのか、よく分かりませんが)。
さて、到着時間が早かったおかげか空きがあった無料駐車場に車を停め、てくてくと傾斜地を登りながら露天岩風呂を目指します。途中、湯の花を採取するための湯の花小屋を見学しながら、さらに奥へと歩みを進めます。
5分ほど歩くと目的の露天風呂に到着。料金は、大人600円なり。
露天岩風呂(公式HPより) 左が男湯、右が女湯なり
さっそくいそいそと衣服を脱ぎ捨て、豪快にマッパになったところで湯船へGO! アレ? 思ったほど広い湯船ではないな。公式ページで見た写真の感じよりも3割減の広さといった印象だ。それはさておき、かかり湯をしていざ至福の湯へ。
ザブーン!
といきたいところですが、先客たちのお邪魔にならぬようそろりそろりと。
うお、強烈な硫黄のにおいが鼻腔に突き刺さるぅー。
これよ、コレコレ! 温泉とくればやっぱりこのにおいがなきゃ。この腐った卵のような(言い方よ、言い方!)においがたまらん。
温度は41度くらいかな。熱すぎずヌルすぎず、ちょうどいい。
湯は白く濁っており、まさにこれこそ湯の花天国。はぁ〜、極楽極楽(昔から年寄りがよく言うフレーズ)。
適度な温度とかぐわしい硫黄のにおいについつい長湯。
ウトウトしながらふと気が付くと、いつの間にやら湯船は自分を筆頭におっさんだらけ。芋の子を洗うどころか、おっさんを洗う状態に!
こりゃいかん。こんなところでおっさんたちと同化してたまるかとばかりに湯船から上がり、身体中に硫黄のにおいをまといながら明礬温泉をあとにするのでした。
あぁ、楽しかった。
温泉、ごっつぁんでした。