きょうはどこへ行こうか

ばるすーでGO!

山翠(熊本県阿蘇郡小国町)

 蕎麦店でお腹を満たして向かうのは、本日の目的地である温泉であります。


 ↓   昼食はこちらでいただきました。

barusu-z.hatenablog.com

 

 きょう行く温泉は、あまり口にしたくはありませんが……、


 その名も、「はげの湯」温泉!


 なんというパワーワード

 なんというキラーワード。


 ハゲ?


 禿?


 hage?


  ゲーハー?



 心えぐられることこの上ないイヤな響き。世界中の男性諸氏を敵に回さんばかりの破壊力。ブルース・ウィリス温水洋一も、この名を聞けばきっと心中穏やかではないはず。

 ネットで調べてみたところ、漢字で書くと「峐の湯温泉」。辺りには、数件のお宿と立寄り温浴施設があります。
 なぜその名がついたのか、地域の人々もよく分からないといいます。
 ただ、「峐」と書いて音読みで「カイ」=草木の生えていない山、はげ山を意味することから、温泉の蒸気のために草木が育たない「はげ地」ということで、名前がついたのではないかと言われているそう。



 結論。


 やっぱりいわゆる「禿」なのね……。


 ・・・。


 あれこれ悩んだところで頭皮と毛根にとって何ひとついいことがないので、全部忘れてとりあえず湯につかります。

涌蓋山(わいたさん)の麓にポツンと佇む静かなお宿



 お邪魔したのは、山翠(さんすい)というお宿にある露天風呂。立寄り湯はお一人500円と良心的。
 湯船は男湯、女湯、家族風呂(洞窟湯)、混浴露天となっており、我々が行ったときはほかに誰もおられなかったので、もっともロケーションがいい混浴露天へ。
 ここは脱衣所は男女別々ですが、その先の湯船は男女一緒で、大きめの岩で完全ではありませんが仕切られているような造りです。

湯船真ん中の大きな岩のあたりが男湯と女湯の境目



 毎度のごとくいそいそと着衣を脱ぎすて、湯船へザブーン!

 天然の温泉ですから、日によって湯のコンディションは変わります。この日は湯の花が少なめ、湯温はちょっとばかり高めだったかな。硫黄のにおいも強くはありません。

天ヶ瀬方面の山々を望む



 湯船につかると景色は望めませんが、堂々と立ち上がり、臆することなく無防備な下半身を人目に晒せば、遠くに美しい山々を見渡すことができます。この日は40分近く入浴していましたが、その間ほかのお客さんが来ることもなく、お湯と青空と山々の景色に穏やかな時間を過ごすことができました。

 温泉、ごっつぁんでした。

(左)男湯の露天風呂 (右)洞窟家族湯