きょうは、始業前の職場でなぜか朝からラーメン談義に花が咲き、あーだこーだと話しているうちに、ここはイニシエ感満載だなというお店の情報を見つけました。初めて聞く名前でもちろん食べたこともありません。ラーメンの写真を見ると確かに当たりの雰囲気ビンビンのグッドルッキンで、これはかなり期待できそうです。
こうなるともう、いてもたってもいられません。仕事もそっちのけでさっそくその日の午後から休みを取り、特急券を握りしめて青いソニック電車で現地へひとっ飛び。こういう(おバカな)パワーならまだまだあります。
さて、やってきたのは九州一の歓楽街・中洲。向かうは昭和21年創業の老舗ラーメン店・博多荘です。公式によると、戦後間もない焦土のときから同じ地で営業しているとのこと。飲屋街にあるだけあって、昼と夜との2部制で営業しています。
お店は大きなビルの1階部分で、店内はお客さんが多かったのでジロジロと見回していませんが、カウンター4席と4人がけテーブルが5つくらいだったかな。
本日は、ランチタイムの焼き飯セット(らーめん、半チャーハン、餃子6ケ)をオーダー。メニュー全体の表記は基本的に「ラーメン」なのに、なんでここだけ「らーめん」って平仮名になっているのか意味不明。さらに、焼き飯セットと銘打っているのに半チャーハンと呼ぶのもよく分かりませんが、お店の意向に合わせ、以下らーめんと表記します。
ほどなくらーめんと半チャーハンが到着。具材はネギにキクラゲ、チャーシュー2枚。らーめんのルックスはイニシエ系で申し分ありません。これは楽しみ。
では、さっそく。
麺から行きます。
ずずずるー、ずずずー。
やや太めの細麺といったところ。ちょうどよい太さで、味もいいです。
続いてスープを。
ずずず、ず。
うーん……、油の加減もいいし方向性も好きなんですが、何かもう一つ味にパンチが足りない。物足りなくて、スープを飲みたいという衝動に駆られません。
続いて半チャーハン。
モグリモグリと。
しっとり系で味も悪くありませんが、特筆する印象もありません。
半分ほど食べ進めたところで無料の辛子高菜を投入し、高菜チャーハンに味変。
最後は遅れてやってきた餃子。一口サイズです。
普通にうまいです。
麺などうまいのですが、期待値が高過ぎたところもあるのか、残念ながら全体的に今ひとつでした。
店を出て周りを見渡すと、さすがは夜の街・中洲。真っ昼間であっても、至るところに違う街の顔をのぞかせます。
壁面にはクラブやラウンジなど夜を彩る男女の看板があふれ、妖艶な雰囲気満点。私、恥ずかしながらこの歳になっても、未だ中洲で飲んだ経験なしです。
ごっつぁんでした。