先日のお昼時、近場のラーメン店で数年ぶりにラー友Yにバッタリと出会いました。懐かしいねと話も弾み、互いの情報を新旧織り交ぜながらあそこはうまい、いやいやここもなかなかとラーメン談義に華を咲かせていたところ、その彼曰く、ここら辺りで今一番気に入っているラーメン屋さんはこことここだ! と自信満々に断言していた二店のうちのひとつがこちら宝龍です。
お店の前の通りである国道3号は私も車で時々走るのですが、こちらのことはまったく存じ上げませんでした。
キィー! 私より一回り以上若いラー友の彼に遅れをとるとはなんという不覚、なんという敗北感。これは一日も早く宝龍に向かい、実食して彼を見返してやらねばなりません。
で、その翌々日、さっそくやってまいりました宝龍です。軒先にでかでかと久留米ラーメンとあります。これならどこそこラーメンか? などと悩む必要はありません。久留米ラーメンに違いないのです。
カウンターは7席……なんですが、やけに間隔が狭く実質5席といったところでしょうか。ほかに小上がりが2テーブル。
大将がお一人で営業中。愛想は……正直ありませんが、かといって不機嫌というわけではないでしょう。
ふと壁を見ると、ギブソン*1のアコギがかけてあります。私もギブソンSGを愛用しているので、ちょっとギター話でも振ってみようかと思いましたが、なんかそんな雰囲気でもないので速攻やめました。
壁のメニューを見て、やはりこれしかないと思われるワンタンメン麺大盛りをチョイス。
そして、やってまいりました私の本日の昼食。
「おぉ…」
提供された目の前のラーメンを見て、心の中でそう呟きました。なるほどこれは期待できる。私にはわかる、うまいラーメンは見た目でわかる。(ホントか?)
さっそく一口。
ズズー、ずるずる。
うむ、確かにこれはうまい!
ラー友Yが言うことも納得の味です。
フッ、奴め、私の好みを知り尽くしておるわ。(車田正美風)
麺はやや中太麺、デフォルトで少しやわ目(個人的にこれがとてもイイ)、大盛りとしての量も十分。チャーシュー2枚にキクラゲ少々、ワンタンは……えぇと数は数えてませんが多めです。
スープがこれまたいいですねー。油クドさもなく、かといって物足りなさもない。全体的に味の加減、バランスがちょうどよいです。初めて行くお店でここまでうまいと思ったのは、本当に久しぶりです。
イマドキ豚骨*2とは明らかに一線を画す、ぜひまた行きたいお店でした。
ただなぁ、大将がもうちょい愛想が良ければなぁ。
いや、別にニタニタしてなくていいんですけどね。(笑)