本日のばるすーの福岡ラーメン紀行は、博多ラーメンはかたや川端店へとやってまいりました。はかたやは、福岡県内に8店舗を構えるローカルチェーン店。歴史は意外と古く、第一号店は昭和51年(1976年)にオープンしたとのことです。
ホームページを見てみると、コロナに関して政府や社会に物申す的な意見広告を新聞紙面に掲載していたようで、己の確たる意見を臆することなく表現するなかなかアナーキーな企業です。
(以下、実際の広告紙面)
アナーキーといえば....
舶来の元祖UK–Anarchyは、私も高校生のころからファンであるこちら
そして国産アナーキー
話がそれましたが、はかたやのウリはなんといってもその価格。
令和5年の現在も、なんとラーメン一杯驚異の 290円 にて提供しているのです。
これは私の記憶では40年以上前のレベル! まさに上記のパンクロックバンドが活躍していたころのこと。まったく恐れ入ります。
さて、味の記憶はありませんが、こちらには過去に一度お邪魔したことがあります。当時はカウンターのみのシンプルな店舗だったと思いますが、最近リニューアルしたらしく、カウンターを中心としたフードコートスタイルに変わっている模様。
まずは屋外の券売機でチケットを購入。なんと、この時点で麺の硬さを選ぶようになっているではありませんか。言うまでもなく硬さは普通をチョイス。
入店して右手の受付にチケットを渡して空いている席へ。セルフでお冷を準備していると、ほどなく呼ばれるので受け取りに行きます。
では、さっそくいただきましょう。
まずはスープ。
ずずいのずいずい、ずずずのずい。
第一印象は脂ギッシュ。
味自体は可もなく不可もなく。ただ、味の深みや奥行きのようなものは感じません。言ってみればフツー(この価格でフツーであることがすでに素晴らしいが)。
続けて麺。
ズルずるず、ずずずんずん。
やや細めでこれといった特長はないものの、硬さは申し分なし。
そして、チャーシュー。
チャーシューはですね……、一言! 薄いです。
うすうす(!!!)です。
まぁ、価格を考えれば致し方なし。文句もありません。
途中、レンゲ上で卓上のラーメンダレを少しだけ試してみましたが、結構味が強いです。一気にドバドバ入れない方がいいでしょう。
店のスタイルを変えて人件費を抑制したり、ドンブリもプラスチック製のものを使ったりと、随所にコストダウンのあとがうかがえます。それらが低価格を実現している大きな理由であるならば、企業努力として大いに賞賛します。
味も私の好みとは言いませんが、十分にうまいラーメンです。
ごっつぁんでした。
No Future!