きょうはどこへ行こうか

ばるすーでGO!

とんこつラーメン 暖暮 博多中洲店(福岡市博多区)

 福岡でうまいラーメン屋を探し求める、ばるすーの福岡ラーメン紀行。本日はここ福岡いや九州一の歓楽街・中洲にあるラーメン店・暖暮(だんぼ)へとやってまいりました。

間口は狭い。うっかり見落としてしまいそう



 本日の福岡市内は平日であるにもかかわらず、ひと、ヒト、
 どこもかしこも人だらけ。
 昼メシ食べようにも列、列、

 そんな中、なぜかこちらは行列もなく、すぐにでも入店可能。まぁ、夜の街・中洲ですから昼間はこんなものなのかもしれません。

超お得よ



 しかし、なんなんだこの屋号は?

 暖暮だぁ?

 あれか? ネズミーランドにいるデッカい耳の空飛ぶ可愛らしい象さんかぁ?



 タチの悪いヨッパライのように絡むのはこのへんでやめて、さっそく店内へ。(暖暮公式によれば、この屋号は「皆さまの日常の暮らしにもホッとできる暖かな一杯を」という意味から付けられたとのこと)

ゴマはタダにしてほしい



 入ってすぐの券売機でチケット購入。
 4種類ある超お得と銘打ったランチセットの中から、Bの炒飯ランチをチョイス。4種類から選べるラーメンは、当然普通の豚骨ラーメン。


 席に座るや否や、

 麺の硬さは? と聞かれたので普通!
 
 ネギの量は? と聞かれたので多め!

 辛味の量は? と聞かれたので普通!


 店内はカウンター席のみ15席。入店時はお昼の1時過ぎにもかかわらず、私を含めて4人と寂しいかぎり。おかげで待たずに済むからこっちは助かるけど。

無料の辛子高菜あり



 店員さんの出で立ちは、赤Tに赤ベースボールキャップ。まぁ、色こそ黒ではありませんが、イマドキ豚骨*1の雰囲気全開バリバリです。

 しばし待っていると、先に半チャーハンが到着。

 ではさっそくいただきます。

なかなかうまそうな半チャーハン



 バクばくと。

 しっとり系のチャーハン。パラリが好みの私ですが、味は悪くありません。
 塩気も適度でなかなかうまいです。量も十分。

うまいス



 チャーハンを食べ終えようかという頃合いでラーメン到着。

 ほほう、何処かで見たような。
 これは一蘭のラーメンに似たビジュアル。特に、真ん中の赤い辛味油がまさに一蘭のそれ。

見た目どことなく一蘭



 まずはスープから。

 ずずずのずん。


 うーん……、これは……。
 
 特徴がないというか、ガツンとくる豚骨っぽさがまるでない。
 たぶん店を一歩出たら、記憶に残らない味です。

スープは今ひとつ



 お次は麺。

 ずるっずるっズルズルー。


 麺細っ! 

 ときどき出会うソーメンタイプの極細麺。苦手なやつです。
 ラーメンを食べている気がまったくしない。
 まぁしかし、これが好みの人も少なくないのでしょうから致し方なし。

なぜここまで麺を細くする? 長浜系でもここまで細くはない



 麺もスープも、残念ながら私の好みとはまるで真逆の味でした。
 あとで知りましたが、こちらは九州圏内どころか関東方面さらにはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ベトナムなど、海外にも進出しているチェーン店だったんですね。

チャーシューはうまし 



 第一印象で一蘭に似ていると言いましたが、それもそのはず。調べてみるとオーナーが一蘭出身の人らしく、しかも過去に何やら一蘭とモメて訴えられていた模様。いずれにせよ、麺もスープも一蘭の方が断然うまいと思います。
 ただ、お店の名誉のためにひとこと言っておくと、退出するときには8割方の席が埋まっていました。

 ごっつぁんでした。

 





*1:黒T、バンダナ、腕組みという三種の神器を持つラーメン店が提供する豚骨ラーメン。脂多めで強目の味であることが多い。麺の硬さを聞いてくるのが特徴