ばるすーの福岡ラーメン紀行。今回は自らが定めた掟をいとも簡単に破り、誰もが名前くらい一度は耳にしたことがあるであろう超絶有名店・一蘭へとやってまいりました。
自ら定めた掟とは、当ブログでは基本的にチェーン店(特に全国展開店)は扱わないというもの。多くの人がすでに実食していると思いますし、できるだけ福岡にしかないお店をお伝えしたいと思っているところ。もっとも、私のバ◯舌と語彙力では「うまい」「普通」「まず◯」くらいしか引き出しを持っていないのがつらいとこです。
さて、こちらの一蘭をネタにするのには一応理由があります。なんでもここは他の店舗と違い「釜だれとんこつラーメン」なるものを提供しており、これを扱っているのはここ天神西通り店と、同じく福岡市内にあるキャナルシティ博多店の2店舗のみとのこと。
ichiran.com
上記リンク先にはあれこれとウンチクが書いてあり、ひととおり目を通しましたが、何を言っているのかあまり頭に入ってきませんでした。
とにかく普通の一蘭とは違う! ということだけは伝わってきましたけど。(笑)
前置きが長くなりましたが、さっそく店内へ
普段から時間帯に関係なく結構な行列があるこちらのお店ですが、きょうはなぜか列なし。中へ入るとお待ちの先客はお一人だけ。ネイティブは絶対に使わないようなおかしなイントネーションの博多弁をしゃべくる券売機に軽くイラッとしながら、しばし待ちます。
その間にオーダーシートを記入。
尖ったカスタマイズはせず、にんにくのみMAX増量し、あとはすべて「基本」。
席数は17席。ほどなく案内され、小さな暖簾の向こう側にいる店員さんにオーダーシートとチケットを渡すと、深々とお辞儀をされながらシャッと暖簾が閉じます。
しかし、この一蘭の味集中カウンターというやつはかえって落ち着かないというか。みんな横一列に並んで、さながら家◯の食事シーンを連想してしまう...。
ほどなくラーメン到着。
ほほう、これが釜だれとんこつなるものか。
有田焼だという漆黒の四角い器が他にない特徴だ。ご丁寧に蓋までしてある。
パカリと開けると、麺を折り返して盛りつけたなかなかに丁寧なつくりラーメンとご対面。具材はネギとチャーシュー2枚と寂しい限り。
では、さっそくスープから。
見た目なんとなく茶色味が強めな気が。
ずずず、ずー。
ハッキリ言います。
普通の一蘭との違いが分かりません。
つーか、普通の一蘭の味がどんなだったか覚えていません。
ただ、こちらは少しコッテリというか味自体が濃いめのように思います。これはこれでうまいからヨシ。
お次は麺。
ズルんこズルんこ、ずるずるズー。
ちょうどよい具合の細麺で硬さも普通でバッチグー。
チャーシューは通常よりも気持ち肉厚な感じ。味付けも濃いかな。
スープを最後まで飲み干すとドンブリの底になにやら文字が見えるらしいですが、そこまで飲み干すのはちょい無理。そもそも、このドンブリを手で持ち上げてスープをすするのは非常に困難です。
久しぶりに一蘭を食べましたが、うまいです。
ネットでは「値段が高くて味に見合っていない」とか、「あんなの本物の豚骨じゃない。福岡の人間は絶対食べない」とかちょいちょい見ますけど、普通にうまいと思います。値段が高いのはそのとおりですが、最近はどこのラーメン屋も価格高騰で似たり寄ったりだしなぁ。
ごっつぁんでした。