きょうはどこへ行こうか

ばるすーでGO!

博多一双 博多駅東本店(福岡市博多区)

 ばるすーの福岡ラーメン紀行、今回は先日とんでもない人数の行列を見かけて嫌気が差し回避したラーメン店、博多一双にリベンジです。とんこつ王国・福岡において、今現在トップクラスの人気店だと思いますので、気になる方は検索してみてください。

 写真左上の「ぶんじ」の方が気になって仕方ない。何のお店?



 本日は、11時開店のおよそ20分前に到着。店舗横の歩道上には、すでに20人くらいの行列です。これくらいなら開店同時入店か、悪くても2巡目にはなんとかなるでしょう。私が列の最後尾に加わってからものの数分で、すでに10人以上が後ろに連なっています。
 旅行者と思しきコロコロを引いた人もチラホラ。ガチの地元民はまずいない感じ。ここ自体ビジネス街ですから、そんなもんでしょう。しかし、いったいみんな土曜日の午前中から何してんスかね。私もですけど。

 歩道の至るところにこの立て看板



 こちらには2年くらい前に一度だけ訪問したことがありますが、味は覚えておらず、そのくせあまりよい印象も残っていません。当時はブログをやっていませんでしたので、今回改めて実食し遠慮なくコメントしたいと思います。


 11時になり、列の前方で店員さんがお客さんを捌き始めたようですが、残念ながら私は第一陣には加われなかった模様。今しばらく待ちます。
 店員さんは、全員白Tに頭には白タオル、白前掛けに足元は白ゴム長と全身白ずくめ。この手のラーメン店でなぜ黒Tじゃないのか? イマドキ豚骨*1逆張りしてんのかな。いや、ここ自体がまさにイマドキ豚骨を地でいくようなお店だと思うんだけど。

 B・K・Yってなに? バ・カ・ヤロー?



 順番が近づき、店員さんが食券の回収と麺の硬さを聞いてきます。
 私の前2人はバリカタ! バリカタ! 私は当然普通。後ろの2人もバリカタ! カタ! 
 まぁ、いつもの光景です。これが平常運転。

 無料の辛子高菜を食べるのを忘れた。なんたる不覚



 すでに40分が経過。11時20分、ようやく店内へ。
 改めて店内を見渡すとL字カウンター8人、4人掛けテーブル3つ。あれだけの来客を捌くには、あまりにもキャパが不足しています。そりゃ長蛇の列にもなろうというもの。さりとてなにか有用な対策があるわけでもないでしょうし、さすがにお店には同情します。


 さて、事前に食券を渡していましたので、ほどなくラーメン登場。
 見た目は、普通のとんこつラーメン。
 具材は薄めのチャーシュー2枚、キクラゲ、ネギ、海苔1枚、そしてトッピングした味玉。

よくあるとんこつビジュアル 



 それでは、まずはスープから。

 至って普通のお味。尖ったところはない




 ズーズーずっころ。

 アレ? 思ったほど濃くはないな。前回はドロドロだった印象なんだけど。塩分が少し強いけど、これといった特徴を感じません。

 お次は、硬さ普通で頼んだ麺。

 ここにきてやっと麺リフトに成長の兆しが



 ずーるずるーのずーるずるー。


 少し平打ち麺でそこまで細くもなくまぁまぁ。硬さもちょうどよいです。量的にも普通。

 おっさん、スープ飲みすぎ



 食べ終えてみて、過去の記憶にあったような悪印象はありません。
 一言で言えば普通。至って普通。ひたすら普通。

 ただ、残念なことにスープに奥行きや深みをまったく感じない。
 最近流行りのラーメン店によくある味で、どこかで食べたことがあるなという印象。ここでしか食べられないというものではないし、もう一度味わいたいという気持ちも湧きませんでした。
 なんであそこまでの行列になるのか、ちょっとわからないです。

 店員さんのスタイルは昔風を演出していましたが、味は若い人向けなのかもしれません。
 やはり私は、イニシエ豚骨*2が好みに合うようです。

 ごっつぁんでした。

 

 

*1:黒T、バンダナ、腕組みという三種の神器を持つラーメン店が提供する豚骨ラーメン。脂多めで強目の味であることが多い。麺の硬さを聞いてくるのが特徴

*2:白い料理人服、店主が無愛想、創業40年以上という三種の神器を持つラーメン店が提供する豚骨ラーメン。角がとれた奥深い味であることが多い。麺の硬さは聞いてこない。まれにイマドキ豚骨店がこの白装束スタイルを取り入れ、偽装していることがあるので注意が必要