別府の老舗立ち寄り湯二軒をハシゴしたあとに向かうのは、これまた別府の象徴と言っても過言ではない別府タワー!
子どものころから数限りなく遊びに訪れている別府ですが、なぜかこの別府タワーだけは登った記憶がない。最近は、夕べ何を食べたか覚えていないほど物忘れがひどくなってきた少々認知気味の私ですが、昔の記憶だけはやけにハッキリしていますから恐らく本当に登ったことがないのでしょう。
別府の象徴に対してずいぶんと失礼な話ですので、これまでの非礼を侘びつつ今回こそは初登頂といきましょう。
別府タワーは、高層建築の世界的権威で塔博士と言われた内藤多仲氏が設計、氏が手がけたタワー6兄弟(名古屋、大阪、別府、札幌、東京、博多)と呼ばれる中で3番目に建てられたもので、昭和32年(1957年)5月「観光センターテレビ塔」としてデビュー。4年後の1961年、「別府タワー」へと名称を変更。
平成19年10月には国の登録有形文化財に指定。高さは頂上まで100m、17階の展望台は地上55m、4階から1階までは店舗、5階はテラスになっています。2階層からなる展望台からは別府市内はもちろん、好天時は遠く四国まで一望することができます。
令和5年1月にリニューアルオープン。それまであったスポンサー企業のネオンサインをやめ、鉄骨の色も建設当時の白を基調としたものを復元したとのこと。
さっそく1階の券売機でチケットを購入。今回は、16階と17階の展望室が見られるものにします。
エレベーターでギューンと一気に17階へ。
ほほう、こりゃなかなかいい。
360°全方位の視界が開けてなんとも気持ちがいい。
東は一面海。眼前に広がるは別府湾。あいにくきょうはガスっており、残念ながら四国を望むことはできません。
西に見えるのは別府の街並みから扇山そして鶴見岳。こちらも空は曇天。
展望室には飲み物の自販機が一台、そして昔からある文字を打ち込む記念メダルの販売機も。
十分に景色を堪能したあとは、階段を使って一つ下の16階へ。そこでもう一度ぐるりと眺めを楽しみ、最後はエレベーターで1階へ降りておしまいです。
以前はタワー内に展望風呂があったと聞いたと思うのですが、リニューアルでなくなってしまったようです。残念!
では、そろそろ別府タワーのすぐ近くにある本日のお宿へと向かいます。