一の俣温泉の帰り道すがら、昼メシにお邪魔したのはこちら。川棚温泉郷にある藤屋です。川棚とくれば瓦そばとひつまぶしが二大名物。ですが今回は、ネットで見かけた定食が非常にうまそうだった藤屋に決定。
山口県で温泉といえば、やはりここ川棚がトップレベルで有名なんですが、平日のせいかきょうは人もまばら。なんとなくうら寂しい感じです。
ナビを頼りにお店に到着。店舗専用の駐車場はなく、この辺りのお店が共同で借り上げているスペースにクルマを滑り込ませます。
もとは旅館だという建物は、外観こそそれなりに年季を感じますが、中へ入るとまるで別世界。とてもきれいにリノベーションされており、まぁビックリ。
畳敷きに掘りごたつの大きな食事処に通され着座。5組分の席があり、ゆったりと座れます。
3種類ある本日の日替わりランチの中から、若鶏のかわり揚げ定食をチョイス。しばし待ちます。
ここ藤屋は元々は旅館と前述しましたが、2021年末に旅館業を終え、その後日帰り温泉&食事処「藤屋 ~fujiya~」としてリスタート。
源泉掛け流しのお風呂は、41℃と25℃の異なる温度の湯船2種類が並んでおり、交互に入って温冷浴を楽しめるとのこと。
また、夜は一組限定の会席料理が味わえるそうです。
そうこうしていると、定食が到着。
では、さっそく。
若鶏をば。
バクリ。
やや厚めの衣ですが、肉は柔らかく味もよし。
お皿の底には甘酢が乗っており、これに浸しながらの味変。さらに、めんたいとタルタルのソースが付け合わせてありますので、これも投入。飽きることなく食べ進められます。
お米の炊き加減もよく、うまいです。
量的に少な目かと思いましたが、食べ終えてみれば十分満足。
館内の至るところに切り絵があったので、お会計をしながら店主さんにお尋ねすると、旅館業を廃業したのち今は2階にギャラリーやカフェ、期間限定のハワイアン雑貨ショップがあるのでぜひご覧をとのこと。
客室だったであろうスペースには様々な切り絵がディスプレイされており、作品の細やかさと美しさに目を奪われます。特に、平面ではなく立体的に切り抜かれたものは驚きです。
おいしい食事と素晴らしい切り絵を拝見し、大満足の昼食となりました。
ごっつぁんでした。