日田市内にある三久(さんきゅう)で昼食をすませたのち、やって来ましたのは本日の目的地である「琴ひら温泉 ゆめ山水」です。こちらにお邪魔するのは初めて。日田の温泉自体、そんなに来たことはありません。
琴ひら温泉は日田市内の中心からほど近く、すぐ横を清流・高瀬川が流れる抜群のロケーション。車一台がやっとの細道に入り、1〜2分ほど進むとほどなく到着。舗装されていない砂利道に、倒れないよう慎重にバイクを停めます。
番台の立札がある建物に近づくと係の人から説明があり、男性用の風呂は入口を入って右に大小合わせて三つ、左に一つの計四つの湯船があり、左右の往来はサンダルを履いて裸のままで移動OKとのこと。
え? どういうこと?
ハダカのまま?
いいのそれ?
捕まらない?
ワクワク困惑しながらも、とりあえず800円のチケットを購入し入場します。
板張りのイイ感じの脱衣所で速攻裸になり、まずは右側に位置する三つの湯船へ。
入ってすぐのところに大きめの湯船。少し階段を下ったところに中くらいの湯船。最後は河原のすぐ横まで下ったところに位置する小さな湯船。
どの湯船からも素晴らしい景色が拝め、とりわけもっとも下にある川沿いの小さな湯船が、川のせせらぎと眼前の滝をもっとも間近にすることができ迫力満点。ただ、小さいのが難点で大人3人も入ればいっぱいいっぱい。
お湯は一番上の湯船がもっとも熱く、その湯が順に下に降りてきます。熱いといっても普通に入浴できるレベルです。ちなみに川の対岸には車道があり、少ないとはいえ車の往来がありますのでお気を付けを。私は一向に構いませんけど。
右側にある三つの湯船を満喫したあとは、左側にある湯船へ。
ここで皆さんお待ちかねのマッパ移動です。大自然の中を一糸まとわぬ姿で堂々と駆け抜けられるのです。といっても、たかだか4〜5メートルのことですが。
さっそくビーサン履いて移動開始。
ふと己らの姿を冷静に見ると、素っ裸にビーサン履いたおっさん二人。場所を間違えれば即刻逮捕の完全な変質者です。
まぁ、ここはそうしていいって言われてるし別にいいじゃーんと思いきや、移動途中にふと横を見ると、
なんと!
外の通路から完璧に丸見え!
こちらからもご婦人方が通路を歩いているお姿が見えるではありませんか!
えーのか? コレ?
まー、いいか。
深く考えずにそのままスキップしながら移動し、最後の湯船へ。
こちらがもっともサイズが大きく、景色も遠くの山々まで一気に広がります。
温度もちょうどよく、聞こえてくるのは川の流れと源泉が湯船に注がれる音、そして時折り野鳥のさえずりも。時間を忘れ、二人して一時間近く長湯をしてしまいました。
湯上がりには自販機でビンのコーヒー牛乳を購入するも、フタが懐かしの紙のやつ。大人になってからほとんどやったことがないので、なかなかうまくいかず四苦八苦。やっとの思いで開け、最後は無事にゴキュゴキュ!
温泉、ごっつぁんでした。