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佐賀県立名護屋城博物館(佐賀県唐津市)

 名護屋城跡を見学した後は、すぐお隣にある佐賀県名護屋城博物館にお邪魔します。
 同館は、名護屋城跡と諸大名の陣跡の保存整備事業と、文禄・慶長の役や日本列島と朝鮮半島との長い交流の歴史を調査・研究・展示紹介し、日韓の学術・文化の交流拠点となることを目的に平成5年10月に開館したもの。なかなか立派な外観で、しかもこれが無料ってんですからさすがは県立施設です。

とても立派な建物。これで無料



 「日本列島と朝鮮半島との交流史」をテーマとした常設展示を中心に、文禄・慶長の役名護屋城朝鮮半島の文化、佐賀県唐津・東松浦地域の歴史・文化などを題材としたテーマ展も随時開催しています。

広々とした内部。展示物もたくさん



 特別史跡である名護屋城跡と陣跡は、文禄・慶長の役における出兵基地であり、日本の歴史上、最大規模の城郭関係遺跡群という特徴をもっています。博物館では、地元自治体とも協力しながら、名護屋城跡のほか諸大名の陣跡、関連遺跡の発掘調査・保存整備に取り組んでいるそうです。

撮影NGの展示物もあるので注意されたし



 中へ入ると展示物保護のためか、薄暗く照明が落とされています。書物から出土した埋蔵物など、かなりの数のものが展示されており見応えも十分。

黄金の茶室。きんきらきん



 写真撮影も基本的にOK(ストロボはすべてダメ)で、撮影不可のものはそれぞれの展示物の前に不可マークが示されています。途中、撮影不可のマークに気付かずシャッターを押してしまい、係員の人がスッ飛んできました。ホントに申し訳ない...。その節はたいへん失礼いたしました。

日本水軍の軍船。船上に瓦屋根の建物があるほどのサイズ



 名護屋近隣の小学校や高校では、韓国の学校との学術交流や互いにホームステイをするなど、それぞれの文化や習慣を生活を通して学び、交流を深めているそう。
 大陸侵攻という不幸な歴史の証人である名護屋城の地で、新たな親善交流が始まっているようです。


saga-museum.jp