さて、昼メシ食ったあとは本日のメーンイベントの温泉です。やってまいりましたのは、「悠久の季(とき)」。眼前に海と対岸の青海島が広がる絶景が自慢の湯だそう。
元は1977年にオープンした別のホテルだったのですが、惜しまれながら2011年に閉館。10年以上放置されていたものの、数年かけて大規模なリノベーションを施し、2024年に復活したそうです。

場所は、日本海に沿って走る国道191号線から、県道66号線に入って5分程度。結構な急坂を登ってお宿に到着です。

平日のためかお客さんは皆無のようで、ロビーやフロントに人影はなし。なにやら奥の方で話し声は聞こえるのですが。

ほどなくスタッフさんが登場。
温泉のことをお尋ねすると、男女別の大浴場のほか家族湯があり、きょうは家族湯の湯を張っておらず20分程度時間をいただくとのこと。ちなみに、家族湯はテレビ漫画サザエさんのオープニングに登場していたそうで、「サザエの湯」と銘打ってウリにしている模様。



せっかくだから露天にするかと思案していると、なにやら天候が急激に怪しくなり、ついさっきまで小降りだった雨がここにきてなかなかの降りに。屋根が一切ない完全な露天らしく、素ッ裸での入浴とはいえ景色の良さも半減するし、残念ですが今日のところは大浴場で我慢します。
900円をお支払いし、ずずいと浴場へ。

ガラリと戸を開けると明るい雰囲気の脱衣所。
いそいそとマッパになり、いざ。と思いきや、扉を開けた瞬間ものすごい熱気がおっさんを襲います。なんという熱風。まるでサウナです。

いったい何事かと思いきや、入浴客がいなかったためか単に換気扇を止めていただけのよう。脱衣所に戻り、浴室換気扇のスイッチオン。ぶおーんと結構な音を立てて換気扇が回って熱気を掻き出します。
では、改めて湯船へ。
ざ、ざ、ザブーン。





これはちょうどよい温度。体感40〜41℃くらいか。
源泉温度は31℃くらいですので加温しているのでしょうが、湯がなんとも柔らかい。ザバザバとかなりの勢いで湯口から溢れ出てきます。



大きな窓ガラスの曇りを取ると、そこには雨に煙った対岸の青海島の景色。きょうの天候が恨めしい限りです。

外を見ると、やはり結構な雨の降り。露天を諦めたのは正解だったようです。次回は、なんとしても「サザエの湯」に浸かりたいところ。
温泉、ごっつぁんでした。