本日のお昼は、北九州市小倉北区で大・大・大人気のラーメンとカフェの複合店、さるたひこへとやってまいりました。
2017年オープンとまだまだ新しいお店。お昼時は行列必至で、昼休みにふらりとやってきたサラリーマンでは1時間以内で職場には戻れそうにありません。Googleマップでもかなりの高評価。いったいどんなラーメンが飛び出してくるのか、非常に楽しみです。
きょうは所用もあり昼から半休をいただきましたので、チャンスとばかりに突撃した次第。幸い待つことなくずずいと店内へ。
店名の由来に某有名コーヒーは関係なく、店主ご自身が以前お世話になったという三重県鈴鹿市にある椿大神社(つばきおおかみやしろ)に祀られている猿田彦大神にちなんだものだそう。非豚骨系で、主力は鶏まぜそばや鶏そばのようです。
メニューをみると、何やら口にするのも気恥ずかしい、舌を噛みそうになる名称の商品がずらり。いわゆる創作ラーメンというやつですかね。
周りは鶏まぜそばを頼んでいる人が多かったように思いますが、やはりスープがあるラーメンを食べたく「カプチーノ仕立てのふわふわ鶏そば」を、一言一句違わずかつ恥ずかしがることなく大きな声で復唱します(ホントは今にも消え入りそうな蚊トンボのような小声で「あの……、これを。」とメニュー写真を指差しました)。
待っている間、改めてゆっくりとメニューや店内を眺めます。
席はカウンター7席、2人掛けテーブル4つ。落ち着いた雰囲気でとてもラーメン屋のそれではなく、まさしくカフェや洒落たバーといった感じ。お客さんが多いのでさすがに店内に向けてバシャバシャとシャッターを切るわけにもいかず、おとなしく待ちます。
ほどなく「カプチーノ仕立てのふわふわ鶏そば」が到着。この「カプチーノ仕(以下略)」、見た目なかなかのインパクト。
具材は、やわらか鶏チャーシュー、鶏節、水菜、玉ねぎ、焼き海苔とあります。
創作ラーメン自体、ほとんど食べたことがないThe・豚骨野郎の私。
どんなものやら、さっそくスープから。
表面層は白い泡あわ泡。
ズズ、ズズズ、ズー。
アレ?
これは…鶏のスープ…なのかな。よくわからないな。
つーか、味がない……。
いや、それは不正確でわずかに味はしますが、見た目のインパクトと違い、味のインパクトがありません。なにか入れ忘れた材料があるのではないかと疑いたくなるくらい薄味です。
気を取り直してお次は麺。
ズル、ズル、ズルリと。
うーん、中太ストレート麺で食べ応えは悪くないのですが、スープが薄味すぎるせいか麺にも味が乗り切らない。とにかく物足りなさ全開です。
これはヘルシー……過ぎるのかな……?
それとも、これくらいが世間一般の普通の味付けということ?
だって、Googleマップのスコアはすんごいことになってますもん。
待てよ、そもそも私の味覚が豚骨にまみれておかしくなっているのかも。
いずれにせよ、私的にこれはラーメンというカテゴリーではありません。
和洋中でいうならば和食の感じ。
もっとも、お店も既存のラーメンの概念で勝負しているわけではまったくないでしょう。それは店構えや商品ラインナップからも分かろうというもの。
ただなぁ、ラーメン云々を抜きにしても、食べ終えたあとに「食事をした」という満足感がまったくないんだよなぁ。
さて、今から豚骨ラーメンでも食べに行くかな…。
ごっつぁんでした。