九州にも名物と呼ばれる食べ物がたくさんありますが、そのうちのひとつがこれ。かしわうどんです。
かしわとは鶏肉のことで、一般的な街中のうどん店で提供しているところもありますが、今回は駅ホーム上にあるいわゆる立ち喰いうどん店の中で、特に著名なものをご紹介します。
駅ホームでかしわうどんを提供するお店の中でも名高いのが、折尾(北九州市八幡西区)の東筑軒と鳥栖(佐賀県鳥栖市)の中央軒です。私自身は、福岡県にある東筑軒は近いのでその気になればいつでも行けますが、佐賀県鳥栖市にある中央軒はそうもいきません。
これは一度かしわうどんの食べ比べをせねばとばかりに、かしわうどんマイスターを自称するいつものツレとともに、列車に乗って鳥栖までやってきた次第です。
中央軒は、鳥栖駅構内に4店舗(うち2店舗は休業中だそう)あり、特に5・6番ホームの店舗が一番うまいとのもっぱらの噂。なぜ提供場所によって味が違うのか、私にはさっぱりわかりませんが。
そんなこんなで、やってまいりました私のかしわうどん。
ビジュアルは、そこまで東筑軒と大差ありません。そりゃ、かしわうどん同士ならそんなに変わるはずもないけど。
では、さっそく。
ズズズのズー。
うむ、うまい。
スメがわずかに濃い気もしますが、気にするほどではありません。麺もいけるし、かしわもうまいです。ものの数分でおいしく完食。
食べ終わったあと、ツレにどうだった? と尋ねると開口一番、東筑軒のほうが絶対にうまい! とのこと。そうかなぁ、まぁそう言われりゃそうかもなぁ。
最近は、駅ホームでの立ち喰いうどんもほとんど見かけなくなり、久しぶりにそれを食べられただけでもよい思い出になりました。とてもおいしかったし。
ごちそうさんです!
鳥栖駅を紹介する10年以上前のNHK映像アーカイブス。
中央軒も出てきますので、ぜひご覧ください。